メンテナンス・ノート

 

福祉用具専門相談員講習(ケアマネジメントの理解)

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介護保険制度のなかで要になるのが、「ケアマネジメント」相談支援・介護支援です。
 
ケアマネジメントは障害者基本法の基本理念を念頭において、利用者の
 
人権と尊厳に配慮した関わりかた(支援)をすることが重要です。
今回は要になるケアマネジメントの大まかな流れについてまとめて行きます。
 

kashiwagi-wheelchair2.hatenablog.com

 

 

ケアマネジメントの考え方

ケアマネジメントとは簡単に言うと

「利用者のニーズと社会資源をつなぐ支援をすることです」

 

それを担うのがケアマネージャーあり、利用者と社会資源をつなぎ、各サービスが

 

ばらばらに行われる事が無いよう調整する役割があり

 

本人や家族を含めたチームケアで支える事が重要です。

 

 

ケアマネジメントの役割

「つなぐ」ことです。

  1. 利用者や家族の生活力を高める
  2. 代弁
  3. サービス提供者やソーシャルネットワークへの働きかけ
  4. 新たな支援ネットワークの形成・サービスの開発
  5. 利用者・家族の権利擁護の橋渡し

                                  等

 

利用者の思いに耳を傾け、課題を抽出し、フォーマルやインフォーマルを問わず

 

必要なサービスに結びつけ

 

その人らしい生活を送るための援助技術です。

 

介護保険制度ではケアマネジャーが行う業務の流れに即して、

その考え方・機能・作業内容として導入されている

 

ケアマネジメントの役割 = ケアマネジャーの役割 

ではない。

 

 

 

 

 

ケアマネジメントの流れ

介護保険法でのケアマネジメントは「居宅介護支援」といい

 

「利用者が地域で生活する為のニーズを充足する為に、その方々と社会資源をもっとも

 

適切な形で結びつける手段の総体です」

 

 

 

インテーク
利用者とケアマネジャーの出会い、最初の面接相談をする
この時に契約を行う

 ⇓

アセスメント
サービス利用者の解決すべき課題(ニーズ)を明確にする、
困りごと見つける 主役は本人 家族ではない

 ⇓

サービス計画(ケアプラン)原案の作成
課題分析で明確となったニーズを解決するためのケアプラン作成
あくまでも原案

 ⇓

サービスの調整
ケアプラン実施の為に、利用者のニーズに合ったサービス事業者
選択を行い、情報交換などをし調整を行う
 ⇓
サービス担当者会議の開催
ケアプランの目標やサービス内容を共有し、支援チームの方向性を決める
ケアプランの確定
 ⇓
モニタリング
利用者の状態や生活状況は刻々と変化するため、モニタリングによって
当初のケアプランどおりでよいのかどうかを確認していきます
 
ケアマネジメントはプランを作成してサービスを開始すれば終わりではありません
 
月に1度は訪問して面接し、サービスが利用者に合っているかの評価をする必要が
 
あります。必要ならば再調整などを行い利用者とサービスをマッチングさせて
 
 
 
その後も継続的にモニタリングを行うことで、利用者の状況を把握し
 
再アセスメントがひつようならば行い、常に利用者に合った
 
サービスを提供する必要があります。
 
 
以上、ケアマネジメントの理解でした。