メンテナンス・ノート

 

ユニバーサルデザインが取り入れられたハサミ

 

ユニバーサルデザイン、日本でも広まりつつあります

私たちが当たり前に利用している物の中にも取り入れられており、

知らず知らずのうちに利用している事でしょう

今回は、ユニバーサルデザインが取り入れられた、ちょっと変わったハサミを紹介したいと思います

ハサミの名前は「みんなのはさみ ミニ mimi」

 

 

みんなのはさみミニmimi とは

高齢者や障害などで手の力が弱い方、不自由な方にも使っていただけるハサミ

「みんなのはさみ mimi」の小さいバージョンです

もちろんその他の人も使えます

このはさみ自立するので、机に置いて切るなど様々な切り方が出来ます

 

 

・みんなのはさみmimi(ラージサイズ)

今回私が紹介するのはこのハサミのミニサイズです

 

 

・みんなのはさみミニmimi

 

  みんなのはさみミニmimiの 3機能

このはさみには機能が3つあります

 

1つ目  「はさみ」としての機能

ラージサイズと同様に自立します、机等に置いて押すだけで切る事が出来ます

 

 

2つ目「プルタブオープナー」

あけにくいプルタブを簡単に持ち上げる事が出来ます、ネイルをしている方にも

 

 

3つ目「ペットボトルオープナー」

握力の低下、手が滑る時などペットボトルのキャップを簡単に開ける事が出来ます

 

 

今回はミニサイズの紹介でした、欠点としては刃先が大きく開かない事です

ただ、紙や梱包の紐、値札などのタグ、ビニールなどを切るのには特に問題はありません、切れ味もかなりいいです

プルタブオープナーが刃先のカバーになるのでカバンに入れて持ち運ぶには便利な

ものです。

 

ユニバーサルデザインとは

ユニバーサルデザインとは、年齢や障害の有無、体格、性別、国籍などにかかわらず、
できるだけ多くの人にわかりやすく、最初からできるだけ多くの人が利用可能であるよ
うにデザインすることです
 
語源はヨーロッパで生まれた「ノーマライゼーション(みんなが普通に生活していく」からきており
それを実現する為に「バリアフリー(障害が有る人の生活に不便を取りのぞく」という
考え方がアメリカ広まっていきました。
しかし、自分自身も障害を持つ、アメリカの建築家「ロナルド・メイス」さんという方が、バリアフリーで特別扱いされるのを嫌い
ユニバーサルデザイン」という考え方を誕生させました。
バリアフリーとの違いは「デザイン対象を障がい者に限定していない」点です
 
日本でユニバーサルデザインという言葉が使われるようになったのは1990年代に入ってから使われるようになり
2000年頃から地方自治体でも、このコンセプトへの取り組みが始まりました。
 
 

ユニバーサルデザイン7原則

ユニバーサルデザインを実現する為の7つの原則があります
  1. 誰にでも公平に利用できる事
  2. 使う上で自由度が高い事
  3. 使い方が簡単(かんたん)ですぐわかること
  4. 必要な情報(じょうほう)がすぐに理解(りかい)できること
  5. うっかりミスや危険(きけん)につながらないデザインであること
  6. 無理な姿勢(しせい)をとることがなく、少ない力でも楽に使用できること
  7. アクセスしやすいスペースと大きさを確保(かくほ)すること

必ずしもこの7つをクリアする必要はなく、より多くの人が利用できるデザインにするための指針です

 

 

最後に今回はユニバーサルデザインについてさっと触れました、ご紹介したハサミもその一つでり、その他さまざまな物が使いやすく工夫されています

1つご紹介いたしますと、街中でよく見かけるのが「ピストグラム」

これは簡単に言うと「絵文字」  

特定の言葉が分からない場合でも、誰にでも情報を伝達する為のものです

 

これは説明を受けなくても意味が分かりますが、ユニバーサルデザインの中には、少し調べないと意味が分からない物もたくさんあるような気がします

 

今後少しずつブログで紹介していきたいと思います。