メンテナンス・ノート

 

「使いたい時には空気が抜けている」こんな不満を解消!!車椅子にタンナス(ノーパンクタイヤ)取り付け

病院やショッピングセンター、公共施設など

多くの場所に車椅子が常備されています。

頻繁に利用されメンテナンス等の管理をされている物は問題ないのですが、

メンテナンスをする体制が整っていない場合はいざ使おうと思った時にタイヤの空気が抜けている事がよくあるそうです。

 

利用した方から指摘をされ、すぐに対応できる場合はいいのでしょうが、

小さい病院ではそうもいかず、空気の抜けたまま利用してもらう事も

あるそうです。

なので今回は

沢山の業務に追われる看護師さんの負担を減らせるよう

 

古くなったタイヤをノーパンクタイヤの「タンナス」に交換しました。

 

 

タンナスの特徴

タンナスとはノーパンクタイヤです

空気が入っていないのでパンクする事はなく、定期的な空気圧の管理も必要ありません

今回の看護師さんの訴えでもある

「使いたい時に空気が抜けている」を解消すにはうってつけのタイヤです

それと紫外線や湿気などによる影響を受けにくいため、加水分解の心配もなく

長期間利用できるタイヤです。

 

私が取り付けした物ではありませんが、とある都内の区役所で2017年に導入して

7年経つそうですが今のところ問題なく利用出来ているという実績もあります。

 

 

 

 

 

サイズラインナップ

車椅子用として用意されているサイズは

・22×1 3/8  標準型車椅子向け

・24×1 3/8  標準型車椅子向け

・24×1.0   アクティブユーザー向け

 

以上の3種類です

標準型車椅子向けのタイヤに関しては、自転車用のタイヤ(タンナス)より

柔らかく作られているためクッション性があり、室内はもちろん屋外でも

問題なく使用できます。

 

その他、自転車用を車椅子でも使えそうなサイズとしては

  • 16×1.5(40-305)
  • 16×1.5(40-349)
  • 26×1 3/8(35-590)

ただ、どのサイズともリムの幅が合わないと使用できないので

ホイールの実物での確認が必要です。

 

まとめ

車椅子を利用する上で必ず必要になってくるのが、管理やメンテナンスです

毎日の生活で必ずしも必要ではないところで利用されている車椅子は

メンテナンスや点検が行われておらず、置きっぱなし状態になっている物が多く存在します。

管理はされていても1カ月に1回もしくは数か月に1回程度の為

空気入りタイヤの場合は使うタイミングによっては空気が減っている状態に

当たる事もあります、空気が少ない状態での使用はブレーキの効きが悪くなり

事故につながる危険があります。

 

車椅子の定期的なメンテナンスは絶対に必要ですが、ノーパンクタイヤの使用は

メンテナンスの中の1つでも負担を少なくし、車椅子の事故を減らす為の

1つの選択肢だと思います。

 

今回の車椅子はその他、キャスターの清掃をして病院にお届けいたしました。