メンテナンス・ノート

 

車椅子パンク修理のご依頼です。チューブとタイヤのサイズは同じものにしましょう。

市内施設様より、パンク修理のご依頼です。

 

早速伺うと、「パンク使用不可」と書かれたメモと一緒にバルブの虫がテープで

 

貼り付けてありました。

 

案の定、虫ゴムは破れ空気が漏れる状態でタイヤは摩耗し、亀裂もひどく交換が必要と

 

判断しお預かりすることになりました。

 

 

早速、交換しようと分解するといつもの出てくるゴムの削りカスがほとんど

 

出てきません

 

 

そしてなぜかタイヤの中でチューブが何か所も折れている跡が付いている

 

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なぜだろうと思いながら取り出してみると

 

 

なんとサイズが違う物が使われているではありませんか、

 

 

この車椅子のタイヤ

 

サイズは16×1 3/8  使われていたチューブのサイズは

 

18×1.50/1.75  確かに内径は大雑把に言えば同じ位ですが

 

太さがかなり違う

 

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これは施設の職員が交換したのだろうか、

 

確かにこのサイズはホーム―センターなどには置いておらず、手に入れにくい

 

どうして M社はこのサイズにこだわるのだろうか??

 

それでも今回のパンクの原因は虫ゴムです、タイヤに亀裂が無かったのなら

 

この事実に気付く事無くお客様に引き渡していたことだろう

 

誰がいつメンテナンスをしたか分からない車椅子、これを管理できる体制に

 

する事で整備不良による事故が防げるのかなと、思った日でした。

 

ただ、違うサイズでも問題なく使えていた事には間違いない。