車椅子を使用している方に少しでも車椅子の事を知っていただくための
記事です
今回はベアリング(軸受け)について解説していきます。
・車椅子を利用しているが詳しい事は分からない、
・車椅子を使い始めたばかりで扱い方が分からない
そのような方々に向けて、こんな物が使われているという事が分かる
初歩的な内容です。
一般的な車椅子の耐荷重は100㎏、仕様によっては120㎏・150㎏
なんて車椅子もございます
それだけの重さでも車輪がスムーズに回るのは
「ベアリング」 と呼ばれる部品があるからです。
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ベアリングとは
まず初めにベアリングとは何か
ベアリングは漢字で書くと「軸受け」と言われております
漢字から考えていきますと、軸を受けて支える為の部品です、もう少し踏み込むと
回転する軸(例ー車いすの車輪の中心軸)を支えて、スムーズに軸が
回転するよう手助けをする物
もっと簡単に言うと滑りをよくする為のローラーです。
その仕組みと役目
ベアリングの原点は
「重い石」の下に丸太を転がして運ぶというのが原点と言われており
丸太が転がる事で石と地面の摩擦が減り重い石を動かす事が出来ます。
ベアリングも軸(重い石)が回転すると、中の球体(玉ころ)回り、摩擦力を
低減します
玉ころが、丸太と同じ働きをする。
べリング
具体的に車椅子ではどこに使われている?
車椅子にはベアリングが使用されています、そのおかげで車輪がスムーズに
回転し利用者を乗せて移動する事が可能になります。
では、実際の車椅子ではどこに使用されいるのでしょうか
標準型車椅子を例に解説していきます。
駆動輪
キャスター①
キャスター②
この3カ所に使用されていいます
参考までにどのような物が使われているのか分解しみましょう
駆動輪
標準型車椅子の駆動輪に使われているベアリングは
カップ&コーンベアリングが多く使われおり、メンテナンス性が良く
耐久性が高いのが特徴で
自転車でも多く採用されているベアリングです
もう少し詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
kashiwagi-wheelchair2.hatenablog.com
キャスター
キャスターにはシールド型と言われるベアリングが使用されています
このベアリングの特徴は「シールド」と言われる蓋で内部が密閉されているため
ゴミや水分の侵入が防げる、内部のグリス(油)が外部に漏れださない
と言ったような特徴があり
ほぼメンテナンスフリーです。
蓋を開けると
中に球が入っています。
グリス(潤滑油)
ベアリングによってスムーズに動く事は分かって頂けたのではないでしょうか。
このベアリングの性能を引き出し、維持するに必要な物が
グリス(潤滑油)
油です、金属で出来ているベアリングをそのまま使用すると金属同士の摩擦で
徐々にすり減ってしまい壊れてしまいます
そこでグリスを使用すると、金属同士の間に薄い油の膜ができるため
金属同士が油の上を滑るように動き摩擦が少なくなり
結果、スムーズに回り性能を長期間維持でいるようになります。
まとめ
私たちが生活している日常にはたくさんのベアリングが使われている物があります
例えば、自動車では数多くのベアリングが使用されており私たちの生活を
支えています
車椅子にも数は少ないですですが、ベアリングが使用されているという事が
分かって頂けたら幸いです。