メンテナンス・ノート

 

私の車椅子メンテナンス方法(清掃マニュアルまずは水拭き掃除で始めましょう)

車いすの清掃というと、タオルで拭く、ホースで水を掛けてまるまる洗う、高圧洗浄機やスチームクリーナーを使うなど、方法はさまざま

福祉用具クリーニングを行っているような設備のある会社では、丸ごと入れて洗える

機械だってあります。

 

さて、当店ではお預かりした車いすにサービスで水拭きを実施しています

今回は水拭きについてご紹介いたします、簡単に出来るので参考にしてください。

 

私の車椅子清掃マニュアルは中性洗剤を使う前に

取り扱い説明書を読むと、乾いた布またはかたく絞った濡れタオルで水拭きをしてくださいと記載されています

汚れがひどい時はタオルに中性洗剤をしみこませて絞ってから拭く、その後水拭きをして中性洗剤を拭き取り、乾拭きをして仕上げる

これが取り扱い説明書に記載されている清掃方法です。

 

先ずは乾拭きまたは濡れタオルで拭く、これが基本です。

 

しかし、ほこりや食べこぼしが乾いてカチカチにこびりついた物がほとんどです

乾拭きで落とすのは大変

なので私は最初から濡れタオルを使用します

 

シートや背もたれの布部分も濡れタオルで拭く事で、十分に綺麗になり

乾かす時間もさほど掛からないので清掃後すぐに利用できます。

 

出張修理の時はウェットティッシュを使用して行います、適度に濡れているのでとても重宝し、何より除菌もできる優れもの、水が無くても出来る為

私はこの方法をよく利用しています。

 

ただ注意点として、アルコールを使用した除菌シートでプラスチックの部分を拭くと

白っぽくなってしまう事があるので、心配な時は水拭きにしましょう。

 

 

車椅子の丸ごと水洗いの注意点

高圧洗浄機やブラシやスポンジを使って水洗いをすると、車いすはとても綺麗になり、

気持ちよく利用できます。

私も分解予定の物に関しては高圧洗浄機を使う事もありますが、

通常時は水洗いは行いません。

一番の理由は、水が細部に入り込みそれを除去しきれない事です、

この残った水分により

車いすに錆が発生して、最悪はフレームの破損につながる可能性があるので注意しましょう。

 

 

汚れは隅にたまる

それでは実際に拭いていきたいと思います、今回もかなり汚れている車いす

汚れは隅にたまるので、隅をしっかり拭きましょう

 

ポイントは磨くように拭く事、汚れが落ちるまで。

 

 

 

 

こびりついた食べこぼしの汚れも、タオルの水分で落として拭き取ります。

 



車輪のハブ部分もしっかりと拭きます、メッキが施されているので錆には強いですが

ホコリと湿気に長時間さらされると錆が発生します。

 



シートなどの布部分もしっかり拭く事である程度は汚れが落ちます。

 

 

次にウエットティッシュで拭きます、私が使用しているのはアルコールを使用していない物、これでプラスチックの部分白くなるリスクを減らせることが出来ます。

 

 

 

 




タオルと同様に拭くとキレイになりました。

 

以上、濡れタオルとウェットティッシュを使った水拭きでした。

使用するタオルは、使い古したハンドタオル等十分です、わざわざマイクロファイバータオル等を購入する必要はございません。

先ずは汚れをためないよう、こまめに清掃しましょう、ただ濡れタオルでは清掃出来ないところもございます、定期的な点検と一緒に本格的なクリーニングをしてみては

いかがでしょうか。

 

 

 

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