メンテナンス・ノート

 

車椅子修理のご依頼、介助者用ブレーキが効かない

毎度、ご依頼ありがとうございます 市内施設様からです。

 

ご用命事項は

「ブレーキが効かない」

という事で現地に確認に伺うと、介助者用ブレーキが効かないとの事でした

確認すると、レバーが固く握れない

無理やり握ればレバーが折れ曲がってしまいそうな位、固いです。

 

考えられることは ブレーキワイヤーの固着、バンドブレーキ自体の固着

この二点、見極める方法はバンドブレーキとワイヤーを切り離して操作する事で

出来ます。

・切り離してレバーが動かない場合は、ブレーキワイヤーの固着

・切り離してレバーがスムーズに動く場合はバンドブレーキ側に問題

診断結果は

今回はブレーキワイヤーの固着です



現地修理で行いたいところですが、コロナ感染をを予防するという観点から

預かって会社で修理し、納車いたしました。

部品は純正品を使いたいところですが、

・取り寄せに時間がかかる

・自転車用のブレーキワイヤーでも問題ない

以上を踏まえて

自転車用の物を必要な長さにカットして使えば代用。

BAA(自動車安全基準対応)ブレーキワイヤ

 

まとめ

今回はブレーキワイヤーの固着という事でしたが、全く動かないほどの固着でした、

かなり前からブレーキが硬いなどの症状はあったのではと思います

ただ、この車椅子の利用者は片足を使って自分で漕いで移動するため、介助をする必要がほとんどない、それと室内利用がメインですから坂道もほとんどなく介助者も

ブレーキを使わない、駐車ブレーキがしっかりと効けば問題が無いというような

使用状況がブレーキワイヤーをここまで固着させたのかなと推測いたします。

 

ただ今回のように使おうと思ったら使えない、これがもし坂道だったら、ブレーキが効かない事を知らなかったら、と思うと非常に危険な気がします。

やはり定期的な点検は必要だなと実感しました。