メンテナンス・ノート

 

施設内でもできる車椅子のメンテナンス、タイヤの点検②

今回はタイヤ自体の点検をしていきます

 

点検する時に特別な道具は必要ありません

 

「目で見て触る」

 

これだけでも十分に点検できます、良いか悪いかの判断の前に異変に気付くこと

 

違和感に気付けること  これが大切です

 

それでは参考にしてみてください。

 

 

 

 

タイヤの点検②(タイヤの摩耗状態)
 
タイヤが摩耗して減ってくるとブレーキの効きが悪い、タイヤがパンクする
 
ブレーキをかけているのに移乗時に車椅子が動いてしまうなどの
 
不具合が発生する事があります
 
事故が起きてからでは遅いので、空気圧を点検する時に一緒に行いましょう。
 
 
 
 

・新品、または問題の無いタイヤ

画像が新品タイヤの物しかないですが参考にしてください。

 

f:id:kashiwagi_wheelchair2:20210131152840j:plain

f:id:kashiwagi_wheelchair2:20210131152803j:plain

タイヤの溝がしっかりとあり、触ったり押したりした時にゴムのように柔らかい

感触があります
 
 

・タイヤが摩耗して溝がないまたは少ない

 

下の2台は2015年モデルの車椅子です、導入して以来一度もタイヤを

 

交換していないとの事

 

担当の方からタイヤがパンクしたので直して欲しいとご連絡をいただき

 

修理させていただきました。

 

タイヤの溝は無く表面はツルツル、こうなるとブレーキを強め(操作時重くなる)に

 

調整する必要があり、力の弱い方には使いにくい車椅子になってしまうでしょう。

 
f:id:kashiwagi_wheelchair2:20210131154836j:plain
f:id:kashiwagi_wheelchair2:20210131155059j:plain

 

今回はパンクした事でタイヤの交換が必要と気づく事ができました

しかし、突然のパンクで車椅子が使えないとなると非常に困ります
 
替えがある大きな施設では対処出来ても
 
そうでないところは・・・・
 
そうなる前に日頃の点検をしましょう
 
次回はタイヤの亀裂の点検です。