車いすのメンテナンスをする上で必要になる工具の1つ六角レンチ、私車いす安全整備士が実際に使用している物をご紹介いたします。
車いす安全整備士の私が使用している物
私が使用している六角レンチは2種類
1.L型の一般的なタイプ
ホームセンターなどで六角レンチを探すとたいていのお店で置いてあるのが
このL型のタイプ、車いすを購入した時に付属品としても入っているくらい一般的です
私がメインで使用している物は
SK-11(藤原産業)のロングタイプ、通常のL型とどの位違うかというと
6mmの六角レンチで比較
上から SK-11 長さ 18.5ミリ
スナップオン 長さ 14.5ミリ
付属品 長さ 9.0ミリ
SK-11と付属品との差、約2倍 長い分力を掛けやすいですが気を付けないと
締めすぎによりネジを破損する可能性があるので注意が必要です。
今更ですがもう少し短い物でも良かったような気がします、スナップオンの物は
自動車整備に使っており油汚れがあるので車いすのメンテナンスには使用していません
2. T型ハンドルのタイプ
もう一つがT型ハンドルタイプの物、私が持っている物はエイトというメーカーで
メイドインジャパンです。
ちなみにサイズは使用頻度の多い4ミリと5ミリのみ、その他は先ほど紹介した
L型で十分間に合います。
ではなぜ使っているのかというと
- プラスチック製のグリップが握りやすい
- 握りやすいので、力も入れやすい
- 早く回せる
これがメリットです、デメリットは狭い所で使いにくいもしくは使えない。
まとめ
六角レンチもメーカーやその他シリーズなどにより種類がたくさんあるのが現状です
施設や病院で車いすのメンテナンスで使う程度でしたらL型のスタンダードな長さの物
でサイズがたくさんあるセット品で十分にメンテナンスできます。
毎日使う人は、作業のスピードと使いやすさを重視してL型とT型の両方を持っている
と効率よく作業できるのではないでしょうか。