メンテナンス・ノート

 

車いす使用中の事故をメンテナンスで防ぐ事は出来るだろうか(フットサポート編)の追加 ウェッジ式の構造

先日、フットサポートの点検についてお話いたしました、

 

kashiwagi-wheelchair2.hatenablog.com

 

その際にフットサポートの固定方法が2種あり、貫通式はボルトとナットで固定されて

いる為、仕組みが分かりやすいのですが

ウェッジ式はパイプ内で固定されているため簡単には見る事が出来ません

 

今回はウェッジ式がどうやって固定されているのか簡単に説明していこうと思います。

 

 

 

先ずはウェッジ式の車椅子です、ウェッジ式のフットサポートを採用している物は

パイプ先端に六角のネジが付いており(写真の赤丸部)、これを緩める事でフットサポートが動くようになり高さ調整ができます

ボルトが抜けるまで緩めないで、1回転位ボルトを回せば動くようになります

緩めても固くて動かない場合はボルトの頭をハンマー軽く叩いてください。

 

高さが決まったらしっかりとネジを締め込み、動かないか確認をして完了。

※動かないか確認は必ずしてください

ざっと説明しましたが、これがウェッジ式の高さ調整方法

地面から5センチ以上はあけて使用してくださいね、

さて、次はいよいよ構造の説明に入ります

 

フットサポートをフレームパイプから引き抜くとウェッジ式の仕組みが見えます

 

斜めにカットされたパイプとナット、それと長いボルトで構成され

ボルトを締めこむとナットが徐々に滑っていきパイプからズレて横に広がります、これがフレームパイプ内で起こると、徐々に突っ張りやがて動かなくります

 

以上、これがウェッジ式の仕組みです下の画像も参考にしてください。

 

 

ボルトを緩めた状態

 

締めこんだ状態