メンテナンス・ノート

 

工具の知識、メガネレンチに隠された工夫「ザグリ加工」は何の為にあるのだろうか

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「道具は使いよう」

という言葉がある、使い方次第で役に立ったりたたなかったりする

日本人はその点については優れていると言われております、工具のカタログを見ると

一目両全。

 

スナップオンの品数の多さ

世界的に有名な一流工具スナップオンのカタログを見ると

専用工具の掲載量がとても多い、何に使うのかわららない物がたくさんある。

それに比べて日本の工具メーカーのカタログはスナップオンのカタログほど専用工具は

掲載されていない。

下の写真はスナップオンのカタログの一部

車椅子の整備でも持っていると便利な「ギアレンチ」それでけでもこの豊富さ

実際のカタログでは14ページを使いギアレンチが掲載されている。

 

レンチを使いやすくするための隠された工夫

私たちが普段使うメガネレンチやソケットレンチはボルト・ナットにレンチを掛けやすくするために内側が面取り加工、角が削り落としてあります

この加工の事を「ザグリ」といいます。

これはボルトやナットに工具を掛ける時にスムーズに入るように施されている加工です

 

 

 

このザグリは深くなれば使いやすいのかと言うとそうでもなく、逆にデメリットの方が大きくなってしまいます、その為一流メーカーは比較的少ない傾向です

 

 

このザグリが少ないメリットはボルト・ナットとの接する面積を大きくできる事で

  • 頭の低いボルト・ナットでもしっかりと掛けることが出来るため、大きな力を掛ける事が出来る

  • ボルト・ナットにしっかりと工具が掛かるため、そのおかげでボルトをなめてしまうリスクを減らせることが出来る

 デメリットも多少はあります

  • 工具をボルトナットに掛けずらくなる、そのため早回しがやりずらい

※実際にしようしていてメガネレンチを掛けづらいと感じ事はありません

浅いザグリはメリットの方が大きい

ここまで見ていただいた通りデメリットもありますが、メリットの方が大きく

実際に私がこれまで工具を使用するなかで、浅いザグリを不便に感じた事はなく

むしろザグリが深くてボルトにかかる部分が少ない時には、工具が外れない様に手で押さえながら作業をする方が気を使い大変だと私は感じます

車いすも頭の低いボルト・ナットを使用しているところがあります

力を入れ時に工具が外れると手や指先にケガを負う可能性があり大変危険です、たかが工具ですがちょっとした知識でリスクを減らす事が出来ます。

 

私の使用しているメガネレンチはこちらからkashiwagi-wheelchair2.hatenablog.com

 

 

 

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