災害時、障害のある方々の避難が遅れる、または避難が出来ない、避難する事を
ためらってしまう事があります
中には、諦めてしまっているというような意見もあるようです。
避難をためらう理由はいろいろあるようですが、大きなポイントとしては
「避難所で生活できる?」という点
今回は、聴覚障がい者とコミュニケーションをとる為に簡単に準備出来るツールに
ついてご紹介していきたいと思います。
指さし会話シート、これは災害時に必要になりそうな言葉をまとめた物で
その他に「あいうえお表」「筆談」スペースが設けてあります。
この指さしシートのいいところは災害時のみでなく普段の生活でも利用でき、
オリジナルを作ればホテルや飲食店でも使えます。
観光地などでは、外国語に対応する物もあり
様々な場所で活用されています。
避難所でのコミュニケーション手段の多くは「言葉」を使う事で行います
ただ、聴覚障がい者は、言葉や音で発信された情報は聞こえない又は
よく聞き取れないなど
会話ではコミュニケーションが上手く取れない事これが大きな問題となります。
災害の危険を知らせる防災無線、避難所での物資配給のアナウンス、など
ほとんどが音です。
支援者(家族や知人)などと避難した場合は、障害を理解してくれる人がいるので
情報なども受け取る事が出来るでしょう。
しかし、一人で避難した時はどうでしょうか、
聴覚障がい者は外見では分かりにくいため、周りの人たちにも気づいてもらえず
重要な情報を聞き逃してしまい、支援を受ける事が出来なかった
という事が起こります。
外国の方もまた、日本語が分からず情報を聞き逃してしまう可能性があります
kashiwagi-wheelchair2.hatenablog.com
www.city.fujiyoshida.yamanashi.jp
防災行政放送が登録したメールに届きます。
放送を聞き逃してしまった、良く聞き取れなかったという事を読むことで解消。
その他、支援マニュアルの作成や自主防災マップ、防災カルテなどを作成し
対策を考えています。
防災に完璧はないと私は思います、だからこそいろいろな方法を考え、または
学び知識を増やす事でいざという時の対策の選択肢が増えると思います。
今回紹介した指さしシート、
事前に準備しておくことで災害時に障害のある人だけでなく
その時、偶然旅行や仕事で来日していた外国の方々のコミュニケーション手段にも
使えます。
日頃から街中で当たり前のように使われるようになれば、それが災害時に役に立つ
一石二鳥です。